柱状地盤改良工事は、土とセメントミルクを混ぜ合わせた柱状の改良体を造り、建築基礎の下に埋め込むことで建物を支える地盤改良工法です。作業時の騒音や振動が少ない施工ですが、軟弱地盤の原因が腐植土や高有機質土などにより、改良体が固化しない又は、強度が不足する等の事故が起こりえる工法です。調査時の土質判断が必要不可欠です。調査専門会社の有資格者による正確な調査によって改良工事による事故も未然に防ぎます。

建築基礎の下に1m程度の人工物を敷き、地盤の補強を行ないます。土と固化剤を混ぜたものを浅い場所に敷き詰めるため、掘り返す土が少なく済む点がメリットです。ただし改良する範囲が道路際や隣家などに影響を及ぼす可能性のある場合は、表層地盤改良工事を行なうことができません。

固い土地の深さが判明した場合に施工可能です。支持層まで鋼管杭を打ち込んで建築物を支えます。重機類の使用により、どんな広さの土地にも対応できますが、周囲の地盤に影響される一面も。極端に弱い土地ですと建物の抜け上がりが発生することもあるため、入念な地盤調査が必須です。